仕手銘柄は危険がいっぱい?

仕手株はプロに任せろ!

仕手株と仕手筋

   

株式市場には得てして実際の企業価値とは大きく乖離した株価を付ける銘柄があります。そのひとつが仕手株と呼ばれるものです。

仕手株とは、実際には株式価格の向上する理由がない銘柄であるにも関わらず特定の個人もしくは集団が過剰に買い注文を出すことで、一般の投資家に当該銘柄が株価向上の見込みのあるものと誤信させて更なる買い注文を誘い、以て株価を吊り上げるというスキームの標的となった株式銘柄です。

ここで、株価の向上を目論み過剰な買い注文を出す特定の個人もしくは集団を仕手筋といいます。仕手筋は通常、標的とした銘柄の価格が自らの設定した価格以上になったとき、保有銘柄を売り払い利益をあげます。有名な仕手筋として加藤あきら氏の名前を挙げられます。その名を知らずとも『K銘柄』や『兜町の風雲児』といった単語を耳にしたことのある人は少なくないかと思います。相場操縦の容疑により加藤氏は2015年に逮捕され、大きく報道されたためです。相場操縦は特定の個人や集団の思惑によって株価を実際の企業価値と乖離させるものであって、違法となり得るのです。

加藤氏は誠備グループという個人投資家中心の投資集団を結成しました。結成当時は機関投資家が主体となっていた株式市場において個人投資家が機関投資家に対抗するにあたり有力であると注目を集めました。しかしグループの実態は仕手筋であり、また裏社会の人間も絡んでいると目され、1981年に逮捕されます。その後の裁判で加藤氏は無罪となり、以後は株式市場への復帰と撤退を繰り返し、2010年以降に般若の会という集団を主催します。般若の会における相場操縦その他の疑いで2015年11月、逮捕されることとなります。

仕手株は仕手筋が保有銘柄を売り払えば、もう株価の上昇する理由がなくなり、価格が下落することが多いです。そのため仕手筋が関わっていると疑われる銘柄を扱う際は、細心の注意が要されます。

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